おのこざん
小野湖山
文化11年(1814)-明治43年(1910)
現在の長浜市高畑町に生まれる。本名横山巻。幕末から明治期の儒者、漢詩人。初めは父・横山玄篤の業を継いで医術を志したが、大岡右仲(現在の長浜市曽根町)に経史を学び、梁川星巌(やながわ・せいがん)が起こした玉池吟社(ぎょくちぎんしゃ)の社友となり漢詩で頭角を現す。その後、三河国吉田藩にて藩政に携わった。
勤皇の志士とも交際し、国事を憂えること志士にも劣らなかったといわれる。後にその功で従五位に叙せられ、一時は維新政府の総裁局権参事・記録局主任となる。しかし、これを辞してからは政府の再要請を固辞し、詩壇の重鎮として詩作を続けた。明治16年(1883)天皇から楠正成愛用と伝えられる硯を賜り、感激して書斎を賜硯楼と名づけている。大沼枕山(おおぬま・ちんざん)、鱸松塘(すずき・しょうとう )とともに、明治の三詩人と称される。「湖山詩」「湖山老後詩」などの著がある。
長浜市では5人の先人(五先賢)として知られ、出生地近くの五先賢の館では広く顕彰されています。
所在地 |
滋賀県長浜市高畑町 Googlemapで見る |
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お問い合わせ先 |
五先賢の館 |
TEL |
0749-74-0560 |
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