けいそくじ
【小説旅】鶏足寺
鶏足寺は、僧行基(668年~749年)が735年に己高山寺として創建したと伝えられている。しかし、創建後まもなく廃寺となり荒廃した。伝説によると、799年に一羽の鶏が僧の最澄(767年~822年)を忘れ去られたこの寺院に導き、彼はその寺院を鶏足寺(文字通り「鶏の足の寺」)と改名したと言われている。鶏足寺は、己高山に点在する多くの有力寺院のひとつとなった。現在は、秋の紅葉の名所として知られている。毎年、寺に続く長い階段に色鮮やかなもみじの絨毯を広げる。
鶏足寺は山の中にあり、見つけるのが難しいかもしれない。鶏足寺を訪れる旅行者は、まず己高閣と世代閣に立ち寄り、地元のガイドから案内を受けることをお勧めする。
仏像: 己高閣と世代閣
かつて己高山の寺々に祀られていた仏像は、現在、己高閣と世代閣の2つの収蔵庫に安置されている。これらの施設は、地元長浜市民のボランティア活動によって設立され、現在も維持されている。700年代にさかのぼるこれらの像には、慈悲の菩薩である十一面観音立像が含まれている。この像は鶏足寺の本尊であり、重要文化財に指定されている。そのほか、珍しい7体の薬師如来像もある。この7体の彫刻は、浄土の7つの世界を表しているが、1体の仏像にさらに6体の仏がその光背に彫られたものとして伝えられるのが一般的である。仏像だけでなく、収蔵庫にはこの地域を治めていた有力大名である浅井家や豊臣秀吉(1537-1598)が己高山にある寺院を庇護していたことを示す記録も展示されている。
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