おうみこほうあん
近江孤篷庵
小室(こむろ)城主で、千利休、古田織部とともに日本三大茶人としても名高い小堀遠州(こぼりえんしゅう)(1579-1647)の菩提を弔うために、2代目城主宗慶(そうけい)(正之)が、江戸時代前期、京都大徳寺(だいとくじ)から僧円恵(そうえんけい)を招いて開山した臨済宗大徳寺派の寺。遠州が京都大徳寺に建立した孤篷庵にちなんで、近江孤篷庵としました。
小堀家の菩提寺でしたが、江戸時代後期、伏見奉行を勤めていた6代目藩主政方(まさみち)の時に、小堀家改易とともに衰え、明治維新後無住のままに荒廃していました。
昭和40年(1965)小堀定泰(こぼりじょうたい)が再建し、「遠州好み」の庭も同時に補修整備されました。庭園は、本堂南にある簡素な石組の枯山水と、東に面した池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)庭園があり、県の名勝に指定されています。自然の地形を活かした趣(おもむき)のある設計で、近江八景を模したといわれます。
春はツツジ、秋は紅日の萩が美しいです。
なお、11月16・17日は開山忌法要のため拝観できません。
所在地 |
滋賀県長浜市上野町135 Googlemapで見る |
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アクセス |
[公共交通]
JR琵琶湖線「長浜駅」下車 タクシーで30分 [自動車]
小谷城スマートICから10分 [駐車場]
普通車30台 大型車2台 |
営業時間 |
9:00~17:00 |
9:00~16:00(11月~3月) | |
定休日 |
毎年11月16日・17日 開山忌法要のため |
料金 |
300円 |
お問い合わせ先 |
近江孤篷庵 |
TEL |
0749-74-2116 |
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