ひらかたはちまんぐう
平方八幡宮
祭神は、菅原道真公。境内の一角には「犬塚」と呼ばれる石があります。この石には「メタテカイ(目検枷)」という犬にまつわる伝説があります。
その昔、平方天満宮には、毎年附近の村から一人ずつ娘を人身御供に差し出すという習わしがあったそうです。ある年のこと、村に豪気な男がいて「何者がこの人身御供を求めるのか、見とどけてやろう」と、近くの老樹に身を隠していました。やがて夜も更けた頃、社殿の後ろの湖岸のあたりから得体の知れぬ怪物が現れました。怪物は「メッキに言うなよ。平方のメッキに言うなよ・・・」とつぶやきながらやって来たといいます。
翌日、男は平方村でメッキとは何者かと尋ねたところ、それは野瀬の長者の愛犬・目検枷(メタテカイ)のことであることが解りました。翌年、男は長者からメタテカイを借り受けると、怪物を待ち伏せしました。やがて怪物が現れると、男はメタテカイとともに怪物に飛びかかり、怪物を倒したのです。しかし、メタテカイも大きな傷を受け、男の看守る中で息をひきとりました。
怪物の死体には、激闘を物語るかのようにメタテカイの鋭い歯の痕が幾つも残されていたといいます。この名犬メタテカイを葬ったのが、平方天満宮の犬塚だといわれています。
そして現代、この石に触れた手で歯の痛むところを撫でると、その痛みが止まるという話が、メタテカイの伝説と共に地元では語られています。
所在地 |
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アクセス |
[公共交通]
JR長浜駅から徒歩20分 [自動車]
北陸自動車道長浜ICから20分 [駐車場]
なし |
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