長浜鉄道スクエアは、長浜旧駅舎、長浜鉄道文化館と北陸線電化記念館の3施設をとおして、日本の鉄道の歴史を見て、ふれて、知ることができる鉄道の博物館です。

鉄道にふれて楽しもう鉄道にふれて楽しもう

SL・機関車運転台体験(北陸電化記念館)SL・機関車運転台体験(北陸電化記念館)

きみもD51(デゴイチ)の運転台に乗って運転手になってみないかい?
D51(デゴイチ)運転台から見える景色を体験してみてみよう!

北陸線電化記念館に展示されているD51蒸気機関車(通称デゴイチ)と、蒸気機関車から電車に切り替わったとき登場したED70形交流電気機関車が2台並べて展示されています。

どちらの機関車も運転席に座れます。運転手になってレッツゴー!

D51(デゴイチ)

展示車両D51形793号 蒸気機関車

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デゴイチでお馴染みの
D51形機関車

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大きな車輪だよ

D51形793号 蒸気機関車は、ダイナミックな雄姿から"デゴイチ"の愛称で広く親しまれ、1,115両も製造されました。展示しているD51は、1942(昭和17)年11月18日に三菱重工業(株)で製造され1970(昭和45)年まで27年走りました。

走った距離は1,784,000km、なんと地球を44周もまわったことになります。長浜の北陸線は、急な坂や険しい山間地が多いのが特徴ですが、真っ黒な煙をあげて走るデゴイチは、力強く、みんなのあこがれでした。

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デゴイチでお馴染みの
D51形機関車

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大きな車輪だよ

展示車両ED70形1号 交流電気機関車

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ED70形1号の外観

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運転席からの見晴らしは最高

ED70形1号 交流電気機関車は、日本で最初の営業用60ヘルツの交流電気機関車です。交流の電気機関車であることを示す赤色に塗られ、19両製造されました。

展示しているED70形は、1957(昭和32)年7月に三菱電機(株)で製造され、田村-敦賀間の交流電化区間で、1975年(昭和50)4月まで18年活躍しました。

その走行距離は、1,473,000kmで、地球を約37周したことになります。

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ED70形1号の外観

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運転席からの見晴らしは最高

駅長さん制服で写真撮影(北陸線電化記念館)駅長さん制服で写真撮影(北陸線電化記念館)

制服

みんなに大人気!駅長さんの制服でD51と記念撮影!パチリ

2台の機関車がある北陸線電化記念館には、駅長さん制服の試着コーナーがあります。駅長さんになりきって、本物のD51の前で思い出の一枚を記念撮影!

制服

顔抜きパネル

かおだし看板で残そう!旅の思い出!

旧長浜駅には、かおだし看板があります。
旅の思い出に、はい チーズ!

顔抜きパネル

鉄道「おもちゃ」と「えほん」コーナー(鉄道文化館)鉄道「おもちゃ」と「えほん」コーナー(鉄道文化館)

鉄道模型

きみの思いどおりの電車つくろう!大好きな電車を自分で走らせよう!

鉄道おもちゃコーナーには何種類もの電車のおもちゃをおいています。そのなかから、きみの好きな電車を思うように連結し、立体交差した線路を走らせてください。

また、「えほん」コーナーには鉄道や乗り物の絵本をたくさん集めています。

鉄道模型

長浜関係鉄道略年表

長浜駅の
出来事
鉄道の
出来事
この時代に起こったこと
1869
(明治2)
11 政府が鉄道建設を決定   東京奠都(東京に首都が移動)
1871
(明治4)
3 長浜~敦賀間の測量を開始   廃藩置県
1872
(明治4)
10   新橋~横浜間 わが国初の鉄道開業  
1874
(明治7)
5   大阪~神戸間 仮開業  
1877
(明治10)
2   京都~神戸間 開業 西南戦争(西郷隆盛、薩摩で蜂起)
1880
(明治13)
2 柳ヶ瀬経由に路線決定   自由民権運動いよいよ盛んとなる。国会期成同盟成立。
  4 長浜~敦賀間着工    
  7   京都~大津間 開業  
1882
(明治15)
3 柳ヶ瀬トンネル区間を除き開業    
  長浜駅舎完成    
  4 長浜~関ヶ原路線決定    
  5 長浜~大津間に太湖汽船運航開始    
  6 長浜~関ヶ原着工    
1883
(明治16)
5 長浜~関ヶ原間開通   鹿鳴館落成、開館。
1884
(明治17)
4 柳ヶ瀬トンネル完成    
  長浜~敦賀間全通 神戸~敦賀間 開通(太平洋と日本海が結ばれる)  
1889
(明治22)
4 長浜~新橋間全通    
  7 東海道線新橋~神戸間全通    
  長浜~米原間開通    
  長浜~深谷間運転休止    
  鉄道連絡船終航    
1903
(明治36)
1 2代目長浜駅の新駅舎が現在地に完成    
  旧駅舎使用中止    
1912
(明治45)
6   新橋~下関間に一等・二等特別急行列車運転開始 明治天皇崩御。大正天皇践祚。
1914
(大正3)
12   東京駅開業 東海道線の起点となる 第一次世界大戦始まる。
1923
(大正12)
2 3代目長浜駅舎完成    
  9     関東大震災
1930
(昭和5)
10   東京~神戸間に超特急「燕」号運転開始  
1941(昭和16) 12     太平洋戦争
1945
(昭和20)
8     太平洋戦争終戦
1950
(昭和25)
2 4代目長浜駅舎完成    
1957
(昭和32)
10 田村~敦賀間交流電化される    
1964
(昭和39)
10   東京~新大阪間に東海道新幹線開業 東京オリンピック
1981
(昭和56)
2 5代目長浜駅舎完成    
1983
(昭和58)
4 旧長浜駅舎が鉄道資料館として開館   長浜城歴史博物館オープン
1987
(昭和62)
4   国鉄が分社・民営化。長浜付近は、JR西日本となる  
1991
(平成3)
9 米原~長浜間直流電化される    
1995
(平成7)
1     阪神淡路大震災
  8 米原~木ノ本間にSL「北びわこ」号運転開始    
2000
(平成12)
10 長浜鉄道文化館開館    
2003
(平成15)
7 北陸線電化記念館開館    
  10   東海道新幹線品川駅が開業  
2006
(平成18)
2     長浜市・浅井町・びわ町が合併
  10 旧長浜駅舎を模した6代目の現長浜駅舎が完成    
    長浜~敦賀間が交流から直流化される    

北陸線の交流電化

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田村~敦賀間は、1957(昭和32)年に日本の鉄道において初めて長距離営業用として交流(20,000ボルト)電化された区間です。交流は、直流よりも経済的で機関車の引っ張る力が強くなると考えられたからです。そこで仙台市付近の国鉄線を使ってテストを繰り返し、後に北陸線で実用化されました。以後、東北、北海道、九州の在来線や新幹線も交流を使うようになりました。

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長浜に新快速が直通運転

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京阪神から米原までの東海道線は直流(1,500ボルト)で、長浜など米原以北の北陸線は交流(20,000ボルト)でした。交流と直流、電化方式が異なるために、京阪神を走る電車が直接長浜まで乗り入れることができませんでした。

このため1991(平成3)年に米原~長浜間が直流化され、京阪神から長浜へ新快速が走り、アクセスが大幅に改善されました。さらに2006(平成18)年、敦賀までが直流化されました。

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